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昨日、2月13日はウサギのプチが亡くなった月命日。
今でも小屋はプチがいた頃のままだ。
時折、物音が聞こえる。
瞬間、まだプチが生きている錯覚に捕らわれる、と同時に亡くなったことを改めて知る。
可愛い仕草と最後の姿が二つだぶって、やりきれなくなる。
寂しいと呟きます。また、プチに似たウサギを飼おうかとも思うが、止める。
プチは一匹だけだ。プチの中には私の愛情が注がれている。それはプチだけの特別な愛情。それを知ってるプチだけが私にとってかけがえのない存在。
私が愛したものたちよ。何故こうも過ぎ去った愛おしいものたちが語りかけてくるのだろう。
二度とあの悲しみは味わいたくないと、怯える私がいます。愛よ。
あなたは一筋の希望でした。真理であり、漠然とした未来への予感に溢れていました。幼い頃、私が暗い森の中に置き去りにしたものは愛する心と感じる心でした。
傷つくのが怖くて偽りの衣装に身をくるみました。
心を閉ざし生きるのは死に装束を纏うのと同じです。
愛することを失えば生きている意味はないのです。何も感じない世界は墓場だ。心は柔らかいもので出来ているのか知らぬが、如何様にも形を変えていく心と言う器官?なのかな。悲しんだり、喜んだり、自在に形を変える。
あ~今日は多分悲しい気分なんだなぁ。亡くなったものを思い出し振り返り、ソッと糸を手繰り寄せる。心は人間の思い出の貯蔵庫なんだろうね。大切なものをしまうためにあんだろう。
プチもいりゃあいつもいる。あの人もだ。忘れないかぎりプチも生きてんだ。
悲しいけど、思い出の数だけ人は豊かになるんだろう。
そう思うことにした。悲しみや苦しみに対する処方箋だなあ。本当に心から愛したから残るんだ。悲しみや苦しみと仲良く、連れもって残るんだ。
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