役者

映画が好きで朝から晩まで映画館に居座っていた。新作は高いから旧作を主に見て回った。スティブ、マックインが良かった。演技の上手い役者がいいのは当たり前、か。役作りの上手い人は感性がいい。絵を描く人も多い、芸術は全ての者達が辿り着く地なんだ。何事も極めれば芸術になる。ただ、生きてるだけでも辿り着く。道さえ間違えなければ辿り着く。難しい事ではない。誰にでも開かれていて、入る事を許される者は少ない。スフインクスの謎の様に、芸術の道がある。哲学は生きているだけで、哲学してる。極めれば人生も芸術になる。哲学を学ぶより哲学に近付く者がいる。もとより、人間そのものが芸術なんだが。無難な人生からは決して見い出せないのだろう。棘の道を避けて通るのも人生だし、黄金の扉を開いて見るのもいい。人間には選択する自由があるのだから。 間抜けな人間が何と無くはまった道が棘の道だったなんて、言うのも本当。賢い人は誰かが安全を確かめた後に渡る事を知っている。 黄金の扉は一人しか入れてくれないんだよ。知ってた？