信頼

世の中を受け入れず私は生きている。[それで生きていけるなら]そうだね。人は皆同じ事しか言わない。聞き飽きた台詞しか持ち合わせていないのか。私の生き方に対する言葉は何時も同じ。何に脅えているのかは、大方見当はつくが。死を恐れている限り人間は生きれない。死に対する信頼は生に対する信頼と同じなんだと私は思う。誰もが忌み嫌う死を私は信頼する。そこまではいかなる現実もお手上げになる。挫折を与えるのは私ではなく、全ての人が死の前で挫折するだろう。恐れず味方にする方が得策と言うものだ。私が唯一信頼するものが死なのだ。現実はうつろうが死だけは忍耐強く変わらない。