悪かったな！

(結婚してるの？)(うん。)(物好きな奴がいたんだ。) お前だから許す。 他の奴に言われたら、ぶっ飛ばしている。 物事を深く見る目が語る時、良い、悪い、はそっちのけで納得するもんなんだ。(なんで、別居したの？)やたら質問の多い奴やなぁ。そんなん、決まってるやんか。面白くないから！ ただそれだけ。平和は好きだが、退屈は嫌い。同じ朝は嫌い。 でもあんたは面白い。何時見ても変わらないのだが、手品師の様に溢れる、イメージがある。話していたら飽きない。 これって、平和なんだよね。私にとっての平和は何時も安上がりなんだが、これが中々ないのが悩みの種かな。お前みたいな奴ばかりだと経済破綻する。

嵐を呼ぶろくでなし！

上手い事言うな。関心してしまった。話題には事欠かない。 出るわ、出るわ、間抜けだから毎日がスットンでいる。根は真面目なんだが、解ってくれない。 あのさ！真面目である事を証明しょうとすれど、なんか違うんじゃない。頭のネジがポロポロ外れ、気がつくと、間抜けを証明してる。今回の怪我もまさに間抜けの果てに起きた。災難続きの人生だったから、おかしくなったんだろう。いちいち気にしてたらわたしゃ死んどるばい。 デフォルメ、デフォルメ！ これしかない。ガキの頃身に付けた技とでも申しましょうか。今では、すっかり板について、離れん。ガキの頃の教育は大事だと、我が身を持って知りました。 だって、全然変わってないもんね。 兎に角、逞しいガキだった。今の方が弱いかな。あの逞しさが懐かしい。やみくもだっただけに。いとおしくもある。

リルケ

記憶に残っている言葉。(どうしても、書かずにはいられないか、暗い静かな夜に自身の最も深い所に問掛けて欲しい。)こんな意味だったと思う。若い詩人にリルケが送った手紙。 忘れられない言葉、書いていると気持ちが落ち着く。寂しい事もいつの間にか忘れている。書かずにはいられないか、と、問われたら、首を傾げるしかない。ブラブラ歩いていて、面白い事があれば、書く事は忘れてしまう。退屈になると思いだし書いている。 こうして考えてみると、ただ、退屈なんだ。とも言えるし、やっぱ、これだけは解って欲しいと、祈りに近い思いで書いている時もある。イマジネーション、が生まれる時、居ても立ってもいられない。すぐ消えて行く、気がつくと尻尾だけが見えている。穴蔵に入ろうと必死なんだ。尻尾を捕まえ力づくで引っ張りだす。 今日の獲物だ。ハンターかな、この気分は。何れせよ、気分はコロコロ変わる訳だ。そこが好き。

マゾとサド

なんとおぞましい呼び名か。(お前は、サドか！)余りの痛さにうめいた。(そんなに、怒る事ないじゃない。)随分、間抜けな医者だ。怒った訳ではない。触られて悲鳴をあげただけ。私の表現が悪かったのだが、解っているが、辞められない。私の中にもサドとマゾはいる。しかし、限度を知ってる。このくらいなら、笑えるうちに入るか、どうか位は計れる。バランス感覚が良ければ、万事めでたし。何事も両面持ち合わせているのがいい。 片手落ちとは、よくぞ言ったもんだ。一人は寂しいと、あらゆる要素が呟く。やっぱ、パートナーは必要だな。

予感

何時か別れがくる。私は慣れっこになってるから、人が思う程苦にしていない。 (一緒に帰ってあげようか。)私だけではなかった。 確かな予感は回りの人も気がついている。(いい、一人で帰る。)暫く共に歩いた人との別れ。 過去へと遠ざかっていくもの。 予感は結構当たる。なのに、なんで宝くじが外れる訳。説明しろよな。 君が言いたい事は解っている。(神は自分で稼ぐ子供を愛する。)ビリー、ホリディ。だろう。 人間として好きな人は変わらない。今では手遅れだから、ジタバタはしない主義。