無計画な完全

完成されないものに計画はいらない。終りがないものに計画はいらない。誰かも言ってたな。(なすがままに)と。まさにその通り！ 大いなる計画が全ての物事に組み込まれている訳で、ジタバタするより、大いなる物事の仕事振りを見てる方がいい。これって、単なるズボラかな？ 私は大いなる存在の弟子なんだが、弟子の仕事は細かい所の穴埋めみたいなもんだから、はなくそで間に合う時もあるのよ。見付かったったって平気だよ。謝ったら許してくれっから。最初から、解ってたみたいだし、試しにやらせてみっか！ 寛大なお方。言っとくけどね、はなくそを馬鹿にしたらあかんよ。なんでも大事にする子供を神様は愛する。はなくそで、事足りたらね。問題なし！

相棒

恋人と言う言葉より相棒が好きだなぁ。夜には月が似合うでしょう。それも、真ん丸でなくて、兎がかじった後の様な月がいい。月の隣に星が一個あれば、なおいい。 一人ぼっちは寂しい。 愛と自信があれば満たされる。愛は生まれた時、全ての人が持っている。相棒は自信と言う、曖昧な存在だけど。 捕まえどころが無くて、落ち着きもない。 愛が目を離したら、トンズラする様な代物だが、愛を育てる大切な相棒。 寂しいんだろうね。誰も彼も、寂しいから自信が欲しいと愛は言う。自信は愛がないと迷子になる。上手くできているのよ。さすが、あんたは偉い。単純なものをパッカパッカ組み合わせ、複雑な物を作る。本当に知恵がある。

欲張り

暑い夏が終わるのは嬉しい。 ブーゲンビリアの花が見れないのは寂しい。 暑い夏が終わるのは構わない。だけど又年取る。来年の夏、ブーゲンビリアに会う頃には又ババアになっている。でも、ブーゲンビリアが見たい。 上手い事バランス取りながら、棺桶までいく訳だ。 棺桶はオルゴールの箱がいい。最後まで注文してすみません。

いい人だった。ゴメンね

間抜けな医者だ、と、思ったが、多分、私の表現も悪かったのだろう。退院する事になって、話してたら、間抜けな患者だと理解してくれたみたい。 ゴメンね。トイレで隠れて煙草吸って、すぐ、ばれたけど。 今頃ホッとしてんだろうなぁ。 廊下ですれちがった時、ふっと思った。 案外私と相性がいいかも。間抜けは第一印象が悪い。 世渡り下手が多い。 後からじんわり親しみがわいてくる。 やっぱ、怪我して良かった。どうせ、暫く通院しないといけないのだから、嫌いより好きがいい。

どっちが好き？

美術館のミロのビーナスはなだらかな線を描き、身に纏った衣装は水の流れにも見える。いいな、いいな。 もっといいのがある。ミロのビーナスが衣装を脱いで、裸踊りとまでは行かずとも、他の事、大袈裟な事で無くてもいい。 何時ものビーナスなら決してしない様な事をしてくれたら、もっといい。芸術への敬意より、芸術を見てる人間へのサービスをつい思ってしまう。ビーナスは確かに素晴らしい。 ブラボー、ブラボー！ わたしゃ笑えたら何でもいい。