気分は何者だろうか

魔可不思議な物に気分がある。気分さえ良ければ、嫌な事も引き受けてしまい、後で、しまった！なんて、あります。空気みたいなもんだろうな。皆同じ空気吸っているはずなんだが。気分は違うのかも、何故なら、私が今まで会った人は異星人の様に微妙に違うのだ。よく聞く言葉に、同じ空気吸ってるのさえ嫌。ある程度の距離に来ると、漂う空気がある。スーと馴染む空気もあれば、風通しの悪いカビ臭い空気もある。私が生まれた南国の島の風は爽やかだった。思い出はろくなものがないが、島には愛着がある。都会の母親に引き取られた時余り嬉しく無かった様な。食い物の心配は要らないと、単純な安心はあったが、島に帰りたい気持ちもあった。母親の空気も都会の空気も私には合わなかった。探し回って気にいったのが、北海道。土地はどこぞに行けばあるのだが、人間の空気は微妙だなぁ。

苦手な世界

絵にしろ、文章にしろ、恥にしろ、書く事は好きだが苦手な物がある。旅に出ても景色に全く興味が湧かない。絵にしろ、人物画は好きだが、景色は全く駄目。物語りでも情緒豊かな景色が思い浮かばない。ところが、心の中にある泉に石を投げ込むと拡がる波紋の状態になると、いくらでも言葉は溢れて来る。ありゃ神様の風呂場かも知れん。薄明かりに照らされた湯船から月を見ながら物思いに耽る神様。お邪魔と知りながら、月夜に間抜けがやって来る。多分、そんな所だろう。想像の世界の方が私には馴染みがある。何人かに尋ねたが誰も知らないらしい。道に迷ったんと違う？そうかも。神様と一緒に迷ったんだろう。愛する者と一緒なら何処でも行ける。地球を住みかにさすらうのが向いている。

人から言われた言葉には意味がある

全文を覚えている訳ではないが、何気無く記憶に残っている物はやはり意味があるのだろうな。自意識過剰でない限り、理想的自己より、素敵な存在が未来で待っているのかも。人の言葉、心をさすらううちに見い出す物は暗黙の自己実現への道標になる。私は単純だから、素直に受け入れて良かったと思う。全てが喜ばしい物では無かったにせよ意味を考えるきっかけにはなった。誰も言ってくれなかったら、考える事は無かった。私に向けて語られた言葉を考える事で私自身が成長(疑問だなぁ)するなら、悩み苦しんで来た事も無駄では無かった。最初から肯定出来たら、回り道なんてしなくていい訳なんだが。個性は回り道の真ん中にあるのかなぁと思ったりする。

怖かったもの

暇。暇になる事が怖かった。考える事も怖かった。サービス精神発揮して、人が喜ぶ事ばかり探していた様な。お陰でいろんな経験も出来た。持って生まれた性格を生きると神様はご褒美をくれる。否定しない事は大事だと思う。否定せず自覚する時、楽しめるのだ。自覚されないと無視されたみたいで、性格がいじけて行く。性格が悪いと私は言うが、認めない人の事を言ってるだけ。根本をしっかり握っている人は性格をブンブン振り回し、そのうち鳥の様に空に飛び発つ気がする。人に寄って高さが違うかも知れないが、飛ぶのは楽しい。愛されるより、愛する方が絶対いい。自分さえ愛せないのに誰かに愛される訳がない。ただ悪戯に互いを苦しめ合うだけ。心から自分にｙｅｓと言う時満ちたりた自分に会う。中々、言えないのたけど。葛藤しながらでも、生きてみたら感覚で解るのかも知れない。無我の境地になると心が穏やかになる。そんな時聞こえるものには何等かのメッセージが込められていたりする訳だ。鵜呑みにしてはいけないのだが、意味を考えると自ずと見えて来るものが貴方自身が探していたものだったりする。

コロコロ変わる

漫画が好きだった頃は漫画家になりたかった。車の免許を取った時はタクシードライバ。ガキが生まれた時はパンとケーキの先生。これは現実になったからもういい。最近歌うのが面白い。チョツと個性的な声が気に入った。自画自賛。低音で嫌いだった声も歌うと、ドスがきいててヤクザみたいでいいでないの。ちなみに私ヤクザの性格好きだなぁ。突っ張ったチンピラ見ると可愛いと思うもんね。カラオケで、ギザギザハートの子守り唄の映像に出て来る若者大好き。若い時に突っ張らんで、何時突っ張んだよ。年取ったら体力ないから、よれてくる。私は自然体と言って誤魔化しているが、実は体力の限界もある。真っ直ぐ歩くのも悪くはない。私が歩け無かっただけ。野次馬根性も災いしてんだろうな。金はたまらなかったが、間抜けな思い出はポッケいっぱい！笑うには事欠かない。こんな事になるなら漫画描いてる方がよかったかな。かく事には変わりないが恥かいてる。