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愛されたいと求めても無駄なのです。愛する事が出来ないのですから。私は恋愛を好きになれません。感情が先に動くからです。心ではなくて感情で絡め取るのです。寂しいから温もりが欲しいのは解ります。最初は温もりで、次第にぬるま湯になるのが恋愛なら、人間を高める為に用いられてはいないのでしょ。恋愛も人間が高い精神を獲得する為の手段なら、階段を登る様に到達する世界があるのかも知れません。
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俺も苦しいんだ。これが父の口癖だった。大切な自分を捨てて社会的な価値だけを求め、社会の評価に頼り過ぎた父は精神が依存している事に気がつかなかった。自分で認められない生き方に苦しみはつきまとう。生きていないのだから。父の口癖は(医者になれ)だ。私は思う。人の命を救う仕事は素晴らしい。けれど人間は肉体だけで生きている訳ではないのです。父が殺した心こそが大切だと思う。父と私は理解しあう事はないだろう。父の価値感は父自身に生きて欲しかった。医者になれ。この言葉の根拠が人間への愛からなら私は理解したであろう。そうでは無かった。肩書きが全ての父に人間への尊重はない。医者と言う人の命を救うべき存在が肩書きだけでしかない虚しい意味のない仕事に思えました。

グダグダ言ってるのもウンザリしてくるもんだね。でかいブラックホールにみんな消えて行く。どっちにしたって死んだら消えるんだが。私の父は人の悪口を言わない人であった。彼は善人であると言う幻想に溺れた哀れな人間だった。自分の真実を拒み続けた。人間は善と悪を持ち合わせた存在で、内面で絶えず闘う者であるにも関わらず、彼は善人を演じる事で内面的葛藤を放棄した無責任な人間でしかなかった。彼が担うべきものは周りの誰かが担う羽目になる。こうして彼は自らは苦しまずして人を苦しめて死においやった。これも人生の物語り。
生きる為に働くのは当たり前なんだが、今の世の中は人間が生きる為に存在してはいない気がする。政治に関心はないのだが言葉の貧弱さに情けない気になる。働いて税金納めて、えーっこれっぽっちしか仕事出来ないの。期待はしない主義だが払った分の仕事はして頂きたい。経済と政治では無く、哲学と政治。人間の為の国である事をお忘れなく。よろしく。届かない虚しい言葉なんだが。生きていて尊敬出来ない人間ばかり見ているのは辛い。まっ!私の辛さなんか関係ないかも知れないが。
泉がある。石を投げ込めば波紋が出来る。石は人間だ。波紋は社会。どちらかが欠けたら泉は描き手を失ったキャンパスになる。説明を多く用いるのは好きでない。あらゆる解釈が出来るかどうか。社会を生きた生命と取るか、人間が芸術的存在であるかを示す場が社会なら、キャンパスの方が適している。


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