車が凶器になる時

鈍足の私には車は凄いと思う。高速をバンバン飛ばしまくった時期がある。最近は怖い。何が怖いかと言えば、時々悲惨な現場に遭遇する訳だ。身の毛が逆だつ現場を目の当たりにすると、凶器を感じる。兎に角車に乗ってる時は自覚する事に努めている。今私は凶器になるかも知れないものを扱っているのだと。鈍足がコンブレックスだったがノンビリしてていいんでないの。

気が多いのか集中力がないのか

うちのガキに言わせると集中力はのめり込んで行く状態の様なものらしい。私は駄目だ。続かん。はた、とどんずまる。解らないまま先に進むと大抵後戻りする。行き詰ったら暫し道草する事にしている。道草だけで終らない時もあるのだが、結局遠回りしながらももとの道に帰って来てる。

自己中心

自己中はよく聞く言葉だ。私は悪いと思った事はない。自己がないのは悲しいでないか。ただね。自己なるものが目先にしか向けられていないとしたら、嫌なんだが。まぁ自己から何処まで思いをはせる事ができるか、だと思う訳だ。食う事さえままならない現実で互いに思いやる気持ちすら無かった頃の事を思い出す。仕方なかっぺ。生きていくのがまず先で、自己防衛で精一杯と言う時もある。過剰は困るがある程度余裕はある方が正しい判断は出来る。今の日本は余裕ではなくて危機感の欠如に過ぎないのだが。役割意識が強すぎた結果なんだろう。

自意識

役者を見ていると上手い役者程自意識がないんだよな。宮沢賢治の写真見たらぼーとした顔してた。私の好きなタイプだ。私は常々間抜けと言ってるが、肝心要はきっちり掴んで離さない。生活が苦しくなると自然に大切なものだけが残る。これだけは手放せない、そう言うものだけが残る。私は時々心臓発作に襲われる訳なんだが、体から力が抜けても頭だけはしっかり動いている。人間の器官のうち、大切な器官は一番最後迄頑張る。心臓が停まっても脳が生きてる事はないから、やっぱ人間は心臓が一番偉いのかなとか思う。まだ考えの最中だから何とも言えないのだが私の今までの経験からでしかないのだが。

面倒臭さがりなんだが。

骨折から暫く仕事を休んでいる。時間に縛られないのはいいが、気が付いたらだらしなくなっている。自分で自分を律するのは難しい。しかし、明らかに堕落して行くのが解る。意味のない仕事も嫌だが、緊張感のないだらけた自分はもう、やるせない、の一言に尽きる。今、ファミレスにいるんだが、隣の客が、常識の話をしてる。私には関係ないのだが、ダンボの耳になる。常識ってなんだよ。聞いてみたくなる。辞書を引いてみたがイマイチ解らん。一般社会人が当然持つとされる知識や判断力。となっている訳なんだが、それって自分一人の利益追求ではないよな。生きていたら色々疑問に思う訳だ。ナイヤガラの滝に向かい怒濤の如く流されている人間に判断力があるとは到底思えないのだが。