何処から何処までが人間

１００年後に幽霊のように蘇る人間を描きたい。ゴッホの言葉。その言葉が言わんとしている意味を探す。私なりの。私の人生に似たものを探す。謎解きをする。話変わるが私は自伝小説なるものが嫌いだ。人の人生に興味はない。あるとしたら、瞬間を人の何倍も楽しむ知恵なるものだ。ゴッホも書いていたように１００年たっても色あせないもの。そこにほんの少しばかり薄い淡い色をのせる。チョツと気分をかえる。ゴッホは人間の基本だ。いい作品は基本をてばなさない。どんなに遠くに来たと思っていても人間の基本は変わらない。そこを見据えて表現された作品は又原点に帰る道でもある。

チョツとちかれた。

ゴッホとヘッセを交互に読む。世界は人の数程ある。折角この現代に生きているのだから、町に出てみる。書きたいと思うまでにはいかないが、それなりに人は面白い。仕掛け人の腕が良ければ、捨てたもんじゃない。料理に似てるな。ニンジンも料理次第でどうとでもなる。しかし、人間は足があるから私が料理する前に逃げ出す。好きにして！そう言えるのは相手に対しての信頼があるか、もしくは自分自身に対する信頼があるか、いずれかである。下手な料理人の手にかかるならニンジンのままでいい。退屈でもいい。チョツと調味料があれば構わない。

君の視点

どうにもならない時、私は神の視点に立つ。ある意味現実に対して私はお手上げ状態にあると言う訳だ。あれこれ考えを巡らせるのだが。八方塞がりとはこう言う事を言うのだ。くたばるならくたばるがいいさ。人間の手に負えない物事は数知れない。面白い物事が起きるから人間は退屈しないでいられる。しかし、我が身にふりかかる災いでは無く、どっか違う所にしてくれ。そんな所だ。災いが続くとあ～神様は何時まで私を引きずり回したら気がすむのやら、と考える。私の苦難も神様だけは喜んでいる。泣く者あらば笑う者あり、なんだ。

似顔絵

デッサンを習っていた頃、私は見えているようには描かなかった。最初からデフォルメしてしまう。それが私の癖なんだ。似顔絵なら写真の方が写しとる。人間の個性は表面には現れない。さっと見て、ぱっと描く。案外特徴を捉えていたりする。絵で描くのもいい。描いた絵に色をのせると又違う景色がみえる。言葉で書く似顔絵は後から読む側が色をつけてくれる。完成されないまま残された作品は未知への贈り物。だから、この世界は永遠に完成する事がないように作られている。

仲間由紀恵さん

今一番好きな女優さん。役にはまらず常にすっぽんすっぽんな間抜けさがいい。えっ、私がやるんですか？どんな役でもこなすのだが、終わった後で、これでいいんですか？ＣＭも、そんなのありかよ。と疑問を投げ掛けながら、案外あるかもよ。物事から少し距離をおいた目線が悪戯好きな子供を思わせる。仲間さんの出ている番組は殆んど見ているのだが、脚本要らないでないの。キャラクターで食ってしまう。