話したくない

本を読みながら、もどかしさを感じる。明日は面接。仕事をしよう。他になす術はない。私が好んで読む本には私と同じ思いが綴られている。ただ苦悩にのたうち、何等得るものも無く、消えて行った。誰よりも人間らしい人間が人間としては認められない。否、認めたくはないのだ。誰も真実は認めたくない。嘘のままが居心地がいいのだろう。今更引き返せないから、黙ってこの道を歩く。知らない方が幸せなんだろう。私がそうであったように知らずに人を傷付け、騙し合い、解ってくれないとわめく。そういうのにいささかうんざりしてきた。自分で気付くしかないのだが。それが嫌なら騙されたままでいるしかない。自分自身に騙されるしか。

不安だらけの豊かさ？

便利にもなった。化学も医学も進歩したと思う。人間は退化したが。車に乗るんだったら酒飲むなよな。ただでさえ馬鹿なのに酒飲めば馬鹿に輪をかけるじゃねぇか。進化した分人間にイマジネーションが大事になるのかな。知ってた？猿も人間の真似はできるんだよね。記憶はコンピュータの方が早い。人間の優れた所ってなんだろうな。

感度の良さは時に苦しみになる

嬉しい事も人の何倍も喜べるのだが、残念な事に人生はそんなに甘くはない。ジェツト、コースタみたいなもんよ。嬉しい時は犬になり庭駆け回り、悲しい時は海に潜り魚になる。落ち込みが激しいから深海魚だな。深海で暫く潜っていたら、嵐も去る日がくる。感度がいいのは構わないが、上手く操作しないとバランスを崩す。案外、感度悪い方が安定はする。退屈だけどね。

思い出になると豊かになる

ヨレヨレになり家路についた。暫く、ボケ～としていたのだが、仕事を終え君が駆け付けてくれた時は泣きそうな気分だった。車は電信柱に激突し、それでも君に会いたくて追い掛けたっけ。君は驚いていたが、私は車の事も忘れていた。なんだか、子供の頃の記憶がした。愛するって多分こんな気持ち。忘れていた大切な物は何処かで又出会うものだ。忘れていた感情に。知らなくても、心が教えてくれる。但し探している者にはね。探さない者には教えてはくれない。

届いたなら、返事くれ

イラストの募集があり、君の面影を描いた。君に会った第一印象。受かったなら又君に会えるかも知れない。儚い願いだが、やっぱ君が一番いい。好きと言うより君程面白い奴はいない、と言う結論に達した。中々いないのよね。微妙に違う。言葉に出来ない微妙さがあり、君にしか出せない味なんだろう。あまり期待はしていないが、出来たらもう一度会いたいな。