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生まれ落ちたその日に、死が私に囁いた。何時かお前は私のもとに帰ってくるのだと。何処に行こうとお前は私を忘れはしない。今日のように気がめいる日にはお前をいとおしくもなる。私の傍らにお前も膝を抱え、どこを見るともなく、空虚を眺めている。静かで静かで、穏やかな日には傍らにお前がいる。さ迷い歩いた大地も懐かしい思い出になる。
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うんざりしている。私同様相手もそうだろう。私は社会に期待はしていない。時々会う人間には関心をもっても、何者かにこだわったりはしない。触れ合いが心地よければそれで構わない。友人も必要とは思わない。人の役に立つ仕事が今の世の中にあるとは思えないし、役に立ったかどうかは相手が思うものだ。とにかく、自分の好きな事が役にたったなら、おおいに結構。感謝される筋合いでもない。誰かの為になんて事はしたくない。ましてや社会の為なんてのはまっぴらごめんこうむりたい。世の中のことは好きにしたらええがな。誰も人の為なんて考えているとは到底思えない。善人ほどたちの悪い人種はいない。えてして善人は退屈極まりない。人間らしさがないものに魅力はない。最近、最もむかつくのが、たいした仕事をしている訳でもないのにさも、偉そうに語る奴。仕事と作業は違うとのたまる。聞く度に私はむかついている。あ~そうかよ。精々頑張ってくれ。さぞかし出世するたろう。社会の歯車の域をでない程度には。
人との出会いに運命があるなら、もう一度だけ会いたい人がいる。運命は嫌いだが、貴方は別だ。人間は好きになれないのだが、貴方だけは好きだった。退屈な人間の中で貴方だけは、一人の人間だった。無色の得たいの知れない存在だった。狸のようでもあった。不思議な人だった。後は普通の人間だった。でも本当は貴方が普通の人間。人間らしい人間。それが貴方。人間に化けている狸の貴方が好きだった。貴方が狸だと言う事を知ってるのは、私。貴方は私を狐と呼んでいた。狸と狐のばかしあいは楽しかったね。死ぬまで二人芝居出来たら退屈なんてしなかったかな。
命賭けで何かを愛せなかったら永遠に愛する意味は知らないまま過ぎる。私はそう思う。死を越えるものは愛でしかないから。死にたいと死んでもいいは似ているのだが、出来たら死んでもいいと思う瞬間に死が訪れたなら、永遠に私は生きていくだろう。この心が凍える前に私は微笑んで別れを言うだろう。
なろうと思ってなれるものではない。書こうと思って書けるものでもない。ただジーと、訪れるものを待つ。忍耐強く待つ。囁きを聞き漏らすまいと、心を静め、詩の女神が微笑むのを見る。私の手は女神の指し示すものを書くだろう。何時訪れるとも知れない女神のしなやかな、甘い囁きを聞きたいがために私は苦悩の中で凍えながら待つ。いや、もう私の家の戸口には立たないのでは。不安に脅えながら、私は待つ。私の喜びはそこにしかないのだから。


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