終わりの日

気がかりだった問題が昨日で終わった。表面上は何ら変化のある日ではなかったが。人生の清算をした様で、寝る時は明日目覚めないのかもと人事の様な考えがしたが、どっちでもいいとも思った。何の巡り合わせか知らないが、案外世の中には人間には知られていない不思議があるのかも。今日まで生きてきた事だけを信じて歩いてみよう。

出逢い

忘れられない二人の友人がいる。二人の友人の名字を一字づつ取った名前が今日の電話の主。言葉遊びなんだが、面白い偶然。最も私が影響を受けた人を足すと何者になるんだろう。偶然の出逢いで勝手に物語りを作る。人生を楽しむ為にかな。出逢いの数々はパズルの様にも思える。

物差し

私は貴方より小さくもない、大きくもない。私は貴方を図る物差しでは無く、私だ。何故人は自分のサイズにこだわるのか。何を基準に、何を根拠に。人は貴方を図る物差しでも無く、賛美する存在でもない。ただ、今、ここで限られた時間を楽しんでいるだけでは駄目なのかな。

先生の命日

５年ぶりに知人から電話を貰った。朝起きた時、今日は先生の命日だなとよぎる。もう話す事もないと思っていた知人からの電話。後少しずれていたら私はここにはいなかった。偶然は面白い事を企てる。少しづつ歩き始めた知人。私も歩いて行こう。南国に向かう予定だったが、外に出たら雪が降ってる。やっぱ北国かな。今年初の雪。先生に問掛ける。雪国に行くべきか南国か。応えてはくれず、雪が静かに落ちてくる。何処でもいいよと雪は降る。

ゆきずりに

函館行きのフェリーのデッキで冷たい風にさらされながら海を見ていたら、数人の乗客が背後を通った。その中の一人が(奥さん死んだらあかん、生きていたらええ事ある)思いも寄らない言葉ではあったが、私が意識してない何かなんだろうな。私はいろんな人から風変わりな言葉を頂く。頂いた時はへっ？なんだが、後からなるほどと納得したものだ。まだ、あの時代は人間が生きていたんだと思う。今なら、デッキに立とうが絶壁に立とうが知らん顔だろう。人間を感じていたいもんだ。人間の心を感じて生きていたい。