ここに生きている意味

子供の頃、ただ食べ物があるだけで幸せであり、将来何かになりたいなどと思いもしなかった。今でも絵を描く事は好きだが、描きたいと思う時は心が生きている喜びを感じているからで、心が死んでしまえば描く必要は無くなる。言葉にならない、溢れくるものを語ったり、描いたりする時、人間に与えられた時間は短いのだが、ある一瞬だけ自分が永遠の存在に思える。私と言う存在がいない私がいる。

秘密結社

上手く説明が出来なくて、言葉にもならないから、意味不明にしか思われていないのだとは知ってる。ゴッホについては死後に様々な人が好き勝手に書いているものを読んだりした。ゴッホの言葉以上には語り得ない。人間は自分が理解出来るのだと思いたがる。大抵は死んだ後にうんちくを並べているだけ。浅ましいの一言に尽きる。私が好きなゴッホの言葉に(１００年後に幽霊のように蘇る人間を描きたい)この言葉が一番好きかな。時代を越えてゴッホの魂と精神は肉体を脱け出し、自由を感じただろう。狂っている人間にしかこの狂った世界の住人にふさわしい存在だ。現代の奴隷になった人間に誇りなどはありえない。彼等は肉体の奴隷でしかない。くちはて塵に帰るしか価値はない。社会は愚かで考えない人間によって成り立っている。浅ましさと下品が成功への秘訣だ。それも死んだらおしまい。

たった一つの命

ゴッホが好き。ヘルマン、ヘッセが好き。マザーテレサが好き。好きな人間はここにはいない人ばかりだ。人間の言葉で語られる事のない言葉を話す人が好き。幽霊であり幻。蜃気楼であり妄想。この世界に迷い込んだ幽霊。棲みかを持たず、行くあてもなくさ迷う。その心は宇宙の果てにあり、深海でまどろむ。

どうでもいいよ

くそったれ！暫く死ぬ事ばかり考えている。薬の飲みすぎだろう。久しぶりに発作が起きない。私の性格同様気まぐれなもんだ。一発でくたばればよいものを、なんの因果か４８年間の付き合いになる。最近の睡眠薬は死ぬまでは行かないらしい。ナンセンス。何も愛せない事が人生を無意味にする。本を読むのにも飽きた。以上終り。

死んだら天国

この世界で悪い事をした人間は地獄に行く、と言う話は嘘。地獄はこの世界にある訳で死んだら、はい、それまでよ。人間の戯言は尽きない。今更、天国なんて信じている人間はいないだろう。人間の不安を利用するのが商売上手。ありもしない幸せや安定も又しかり。人間は妄想と幻想のなれのはて。