気が付いたら

地図のない夜道を走り続け、ついに力尽きて眠ってしまった。そこが何処だか分かる訳ない。ただ道なりに走り、バタンキューと言う所だ。私の人生の縮図みたい。朝、気が付くと、水の音がする。昨夜も聞こえていたであろうが、睡魔にかき消されたのだろう。闇曇に走るのが私の性でもある。運が良ければこんな素晴らしい景色にも出会える。予想もしなかったものとの出会いは良いことばかりじゃない。でも振り返って笑える。私らしいなぁって。日本は狭い。海に落ちない限り迷う事はない。人間も然り。外してはならない道がある。そんな気がする。

試練と制限

今は何も感じない。私の周りにあるもの、全てに関心が持てない。私の心は死んだのだろうか。結構頑張って生きてきたつもりなんだけど。ここが私の限界なのかな。後はただ惰性で生きていくのかな。何も感じないのに生きていても意味はない。少し疲れた。許してくれるなら私を解放して下さい。この世界に私は価値をみいだせない。憧れはあるが、馬鹿げた憧れだ。誰からも共感は得られない。寂しいのは慣れっこになっているのに[もう、いいか]随分昔、知人が言っていたっけ。[貴方は人を救う事はあっても救われる事はない]当たっていたかも知れない。今ではそんな事はどうでもいい。虚しい時間は死ぬ事より苦しい。毎日が不愉快の連続だ。脱け出す元気も意味もない。体調も優れない。何とか食事を取るように心がけてはいるが、心が受け付けない。

働かざる者、食うべからず

仕事を今の社会の中から選ぶのはきついなぁ。あってもなくても、どうでもいい仕事しかない。電気店に行ったが物が溢れていて、いささかうんざり。別に無くても生きて行ける気がする。やっぱ、作物作ったりパンを焼いたりが人間の基本を支えているように思う。経済の事は分からないが人間のいない世界では経済も意味を持たない。消費者があっての経済。食いものがあっての命。自分が信じてないものを人に進める事は出来ない。

動かぬ心

国を動かすより貴方の心を動かす方が困難な気がする。間抜けなゼノ、ゼブラフスキーさん。貴方は大切なものが何であったか知っていた人でもあったようです。今、貴方の目の前で苦しむ人間に差し出したその手こそが本当の優しさ。チベットのダライ、ラマも同じ事を言ってました。[宗教は優しさ]魂の声は時を越えても変わらない。貴方の優しさを通り、語り継がれた神話が蘇る日が又来る事を願って。見えない所に真実はある。

地獄の果てから

愚者の言葉は耳ざわりがよいが、賢者の言葉は苦く、後からじんわりと効く。のかも知れん。私が政治家なら今の日本は崩壊に向かっていると言うだろう。国民は動揺するであろう。今まで他人任せにしてきた事を一人一人が考えなくてはならない時代が来る。ぼんくらの政治家はそれは困るだろう。彼等の権威も役にはたたなくなる。実力のない者ほど権力を欲する。そこに他者や国民に対する思いなどない事に気がつかない程国民は馬鹿になった。