おまえと貴方

私がおまえと呼んでいるのは世間なのでは、と、ふっと思う。世間と言う川は私に冷たかった。お陰さまで逞しくもなった。何時も辛辣でありました。その世間に時折、はきだめに鶴のようなお方もおりました。世間も満更悪くはないとも思ったものです。私はこの薄汚れた川を流れ海に辿り着くでしょう。なんてね。経験と心の景色は違うのよ。心は不味い現実も、美味しい味に変える。生では食えないからじゃ。そこの貴方、この世の不幸を一心に背負った顔しなさんな。本当に苦しい時、人は黙っているか、笑い跳ばし生きるんだよ。

すかっと！すっぺ。

やくざになるのは私の性だ。面倒臭い常識をふりかざされると、払い退けたくなる。常識ってなんだよ。あんたにとって都合がいいだけじゃん。あんたって、物事考えるのが苦手なのね。常識に寄りかかり、世の中に寄生してしか生きれない哀れな生物なのよね。 とにかく、この手の連中が苦手。退屈極まりない。弱い奴に限って人を支配したがる。誰があんたの支配を受けるか。 と、ぶちかましたくなる人物にはこと欠かない次第でありんす。馬鹿で成り立っているのが経済。本屋、行ってみ。アホしか読まないだろう系の本がパカパか売れてるらしい。なに！血液型で人間がわかる！それでわかったら猿のまま進化しなかったと思うのだが。どこまでも簡略化するのかね。馬鹿は単純がお好きのようでござんす。
無知を可愛いなんて誉めたりもするんです。その上にもう一つ上手の馬鹿が乗っかっておる。ぼけたんが！あ～すかっとした。

性格が悪いもんで

ちょつと休憩しただけで、目くじら立ててんじゃないよ。仕事はあんたよりかやってるつもりだ。馬鹿らしくなって辞めた。これで、又、おまんまが食えなくなる。毎度、毎度の事でわたしゃもう、どうでもよかばい。アホの上司にヘイコラしてまで生きていたいとは思わん。私、生意気でござる。常に脅えて生きてるお方、貴方が生きている間、一度も勇気を持たなかった事を残念に思いまする。奴隷になりさがった人間に勇気はないか。

何時の時代にも

人生は砂糖菓子では出来ていない。固いものも噛まねばならない。ゲーテの言葉だ。ギヤァギヤァわめくな！ちったぁ辛い思いも人間の成長になる位に考えろ！ぼけなすどもが。群衆は何時までも愚かな羊の群。現実は料理次第で味が良くもなる。ちなみに企業を支えているのは消費者でござるよ。貧困がまん延すれば、当然、車やら電化品は売れる訳はない。私は貧困には慣れっこになっているから、塩と米があれば良かばい。金目当てに走り回った挙げ句だろうが。困った時に人の有り難みが分かる。なるべくして訪れた時代としか言いようがない。下らないものは勝手に消えていく、が私の哲学だ。後一つ言っておく。学校だけが勉強の場ではない。学びたいと思う人間はどこからでも学ぶ。甘ったれんじゃねぇよ。ぼけどもが。

ヘレン、ケラー

誰が書いた本だったのか記憶にすらない。最初の一行が嫌で、読まずに閉じてしまった。そこに書かれていた言葉は[哀れなヘレン]とあった。内心、哀れなのはあんただと呟いていた。人から哀れみを受けるほどヘレンは弱い人間ではなかった。私が抱いているヘレンへの尊敬を砕くような言葉を、さも優しい哀れみで人は傷つける。なんと言う勘違い、自惚れか。この類の優しさは三流の人間の芸当だ。ヘレンはこの人の言葉を聞く事が出来なくて幸いだ。聞かなくてもいい言葉には耳を塞ぎ、見たくもないものには目を閉じる。全ての器官は心の僕に他ならない。